読書

2022年4月10日 (日)

桜も見納め

ほぼ仕事ばっかりになった3月と打って変わって、4月はスタートから順調に休みが取れています。
が、先月のうちにできなかったことのツケがしっかり残っているので、折角の休みも、ほぼ、それの対応に追われているのが現状^^;
ま、いつも、こんな感じかな。笑
それにしても、やること溜まりすぎです。。。

そんなこんなで、満開の桜を観に行くなんてことはできないままになってしまいました。

「今年の桜は今年しか観れない」

これって別に桜に限ったことではなくて何でもそうなんですが、事「桜」に関しては、その思い入れは大きいです。

そんな中、先月末の宇治ではないですが、たまたま出向いた現場で遭遇することのできた桜がこちら。

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勤務先の出張所の近くに神社があるんですが、そこの桜です。
毎年、チラ見だけでもするのを楽しみにしているんですが、神社だけあってかなり立派。
今回、たまたまこの機にこちらに来れたのが、何よりある意味ラッキーでした。
時間の制約もあって、滞在時間は10分もなかったんですが、しっかり写メもできてよかったです^^

この日は5日。
そして今日は、もうもう10日。早いです(^^;;

そうこうするうちに、もう八重桜の時期になりますね。
ゆっくり堪能する時間も折も持てそうになさそうな感じなので、機を見て制すではないですが、即対応できる心の準備だけは日々持っておきたいと思います。

 

話は全く変わりますが…
最近、現代史に凝ってます。
特に1900年以降のアメリカの権力構造とかの、いわゆる教科書には書かれてこなかった歴史。
というより、書けない史実ですね。

本はできるだけ買わないように買わないようにと思いつつ、3月は5冊購入してますが、全て現代史。
基本、歴史に興味がなかったのが、例の学術会議問題から興味を持って、加藤陽子氏の本を1冊読んだことがきっかけです。

いろいろと読んで、また、あちこちから情報を分け入って取り込んでいる日々です。
その過程で思うことは、たくさんの情報が入り乱れている中、この国で発信される情報は、どこかからの一方的なものやらその焼き増しものがほとんどで、そこに精査とかクロスチェックとかってことがないということ。
それにもかかわらず、「それ」をベースにして(つまり、「それ」を是として)、あれこれと施作・対応をして(させられて?)しまっていますが、そんなことしてたら、行き着く先は暗闇でしかないのでは?と思ってしまいます。

「知る権利」ってことが云われても、情報を発信する側は「報道しない権利」とかってことを出してくることもあるし。

それならば…
云われ出してかなり久しいですが、「メディア・リテラシー」というものを、こちら側がしっかり身につけて、情報を選り分けて、探求していくしかないのではないかなと思います。

「今」に続く現在進行形の現代史を学ぶには、堤未果先生がよく云われる「歴史と人事とお金の流れ」を読み解く…ってこと。
そこから見えてくるものは、かなりおどろおどろしいものばかりですが、「知る」ことからしか始まらないことがあるのも事実。
毎日、隙間時間を見つけては学びの日々です。

あ、特に大切なこと。
テレビは観ない方がいいです。「フェイク」の海です。うちは無いので助かってます^^;

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2020年5月30日 (土)

文字は劣化する…の巻

カリグラフィーは、ご存知の通り「手書き文字」。
「手書き」なので、さっき書いたのと全く同じものを、5分後に全く同じように書くことはできません。
でも、それが「手書き」のよさ。

色が擦れることもある。
同じインクを使ってても、濃淡が出る。
書いている段で、CGでは出せない色合いになることもある。
何より、書いた文字の中に「成長」を見ることができることがある。(「成長」がないこともある…爆←工藤あるある)

それぞれのカリグラファーの方が、それぞれ自分の思いの中で、文字を綴ってはると思うんですね。
工藤には工藤の思いがあって、書き続けています。

一番の「思い」は、カリグラフィーは「表現」だってこと。
ビジネスとかではなくアート。(注を入れるまでもありませんが、作品を売らないとかってことではないですよ)
どこかで書いたことかもしれませんが、自分は、フローリッシュとかはほとんどしないんです。
しないことにしているんではないです^^;
する時もありますので。

アルファベットの持つ「個性」みたいなもの、一つ一つの文字が本来持つ「美しさ」を、どこまでシンプルに引き出せるのか…
それをベースにして、色やらレイアウト等々と掛け合わせをして、伝えたい「文章」を綴って表現をしていく。

結構しんどいことやし難しいってことは分かってはいるんですが、自分のカリのベースは「そこ」に軸足を置いてます。
それもあって、イタリックが多いのかも?笑

と、御託を並べて偉そうに書いてますが、先日、かなりショッキングなことがありました。

Facebookをやっていると、時たま、タイムラインに「〜年前の〜」とかってのが出てくるんですね。
過去とか後ろとかを振り返るってことのほぼない工藤は、大概、「お、懐かし♪」で終わります。
が、先日は違いました。

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これ、8年前の作品(だそうです)。
一瞥して、次の瞬間には見入ってました。
自分の作品ながら、何気に引かれるものがある…

実はそれがめちゃくちゃショックやったんですよ…

題材は、芥川賞作家・宮本輝先生(輝先生と呼ばせていただいております^^)の中編「夜桜」(新潮文庫『幻の光』所収)の最後の方の一節の英訳もの。

アメブロには出しませんでしたが、こちらでは載せておきますね。

Hemmed with blue light, the enormous cotton-like clusters of pale pink blossoms seemed to float in the air.
They appeared as a bewitching living organism that would diminish gradually, tricking away.
Since sleep seemed out of the question, Ayako decided to spend this strange night staying up wiyh the cherry trees.

膨れあがった薄桃色の巨大な綿花が、青い光にふちどられて宙に浮いているように見えた。ぽろぽろ、ぽろぽろ減っていくなまめかしい生きものにも思えるのだった。綾子は到底眠れそうにないこの不思議な夜を、桜とともに起きていようと決めた。

工藤、初のギルド展出展作品がこれ。
切り絵とのコラボ作品にしたんですが、こちらの手違いもあって、その切り絵部分が一部破損で戻ってきて、書き直そうと思いつつそのままになっています。
↑の写真は、ここから「切り絵」コラボをどう入れようかと考え中に写メったもの。

で…
何がショックやったかというと(やっと、本題…^^;)

ここに、自分が書いた一つ一つの文字に込めた「思い」の強さとか重さが、まるっきり「今」とは違うってこと。
技量のことではないんです。
「気持ち」の問題。

今月の「母の日」に書いた作品と比べると如実にわかります。

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これ、ぶっつけ本番で、下書きも練習もなくて、レイアウトもぶっつけで書きました。
失敗もしてないし、一応見た目も安定してて、特に問題もない…ように見えます。
とりあえず、「夜桜」書いたものよりもベターな文字でもあります。

でも、大きな違いが…
8年前に書いた作品の方が、文字一つ一つに込めた思いの「深さ」とか「熱さ」が強いんですね。
まるきり違うって云うてもいいくらいです。

これが、めちゃくちゃショックでした。

あれから8年経って、文字に対する姿勢というか向き合い方というか、そういうものが確実に劣化している。
それを知ること・理解することができたのは、これはこれで幸いやったと思いながら、今、仕切り直しをしているところです。

一つ云えることがあって。

先月末から、キングコングの西野亮廣さんの voicy 発信やブログ、それからネットサロン(こちらは有料)に接するようになったんですが、特にここ数日のその西野さんの発言やら文章が、今回のこのショッキング事件に連れてきてくれはったって思えるくらいにドンピシャでリンクするようなものが多かったんです。

こんなこともあるんですね。

そのタイミングの妙に、驚きつつ、西野さんに感謝しています。

 

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2019年11月 3日 (日)

ウィークリーカリグファフィー 40&41

先週書いたもの、アメブロの方にはアップしたんですが、こちらへ上げる時間が無くて…
なので、抱き合わせで。

 

まずは、40から。

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Robert Browning の詩から。

僕は、敵に向かって背を向けることなく胸を張って邁進し、
暗雲に閉ざされても晴れることを疑わず
正義が敗れても悪が勝つとは夢想だにせず、
斃れるのは再起するため、
敗れるのはよりよき戦いを戦うため、
眠るのは目覚めるためと、固く信じていた男だ。

イタリック体。

行間がちょっと広すぎましたね。
ぶっつけ本番とはいえ、もう少し狭めてもよかったかもと反省してます。
失敗は成功のもと。
やればできると思うのです^^

 

そして、41。

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こちらはカッパープレート体で。

ロマン派の詩人・Victor Hugo の言葉から。
これは、小説『九十三年』からになります。

私が望むのは、精神に対しては自由を、心に対しては平等を、魂に対しては友愛を、ということです。
たくさんです! もう束縛はたくさんです!
人間がつくられているのは、くさりを引きずるためではなく、つばさをひろげるためなのです。

Hugo といえば、長編の『レ・ミゼラブル』や『ノートルダム・ド・パリ』が定番かもしれませんが、自分はこの『九十三年』がかなり大好きです。

↑ の訳文は稲垣晃三先生のもので、岩波文庫版やったかな?
自分の手持ちは、「ヴィクトル・ユゴー文学記念館」全10冊というもので、ほぼほぼ辻昶先生の訳文。
ま、どちらの先生も、名訳ですけどね。^^

↓ これです♪

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一回通ししか読んでないので、年明けたらまた読んでみようかと…

と云いつつ、思い出したことが…
似たようなこと、結構書いてきたような気がします。

「また読んでみようと思います」(^_^;)
「そのうち、また読んでみようかと」(⌒-⌒; )

来年…どうなることやら…

 

ちなみに、10月の読書は6冊でした。
目標マイナス4冊。
今月は頑張ります。

 

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2019年8月12日 (月)

ウィークリーカリグラフィー 36

本来なら「37」であるべきなんですが、ゴニョゴニョ…以下略…ということで^^;

敢えて云えば、今月は頭から、読書と思索にふけってました…と云うことなんです。お許しを。。。

ともかく、毎日暑いですね。
それしか云う事ないん???ってくらいに、顔を合わせれば、みんながみんな、同じセリフ。

酷暑の日々ですが、それでも空はとても賑やか。

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↑ は先週の空。彩雲と虹。こんな出来方もするんですね。
彩雲は、8月に入ってから、もう4回見てます。

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↑ これは今日見た彩雲。右下あたりにあります。わかりにくいんですが。

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↑ そして、今日の夕焼け。ここんとこ毎日のように、夕焼けがキレイです。
ただ、何気に、素直にそのキレイさに喜べない気分があって…
何故なのかはわかりませんが…

 

さて、ウィークリーカリです。

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去年やったかにも書いた同じフレーズ。
マザーハウスの代表権チーフデザイナーである山口絵理子さん(こちらのリンクは、Instagram になります)がよく使われる言葉。

笑顔を絶やさないこと。
歩き続けること。

実は、大切な友人の一人が大きな病と闘っています。
頑張れなんて絶対に云えないし、云いたくないし。
でも、どこにいても応援しとうよってことを伝えたくて、先日、この1枚を書きました。
夜中やったんで、翌朝一番にメッセに写メ添付で。

笑顔を絶やさないって云っても、歩き続けるって云っても、泣くこともあるし、悔しい気持ちになることもある。
疲れたら休むことも必要やし、時々、後ろを振り返って来し方を見てみることも大切。
その上で、「あきらめない」ってことかな。

祈ってます。

 

ところで、マザーハウス山口絵理子さん

明日13日に、5冊目になる本が出版されます。

Third Way 第3の道のつくりかた

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↑ は、これまでに出された4冊。
新刊が出るってことで、7月末から1冊目より読み返しをさせてもらってます。
現在4冊目に入ったところ。
ちょうどいい頃合いです^^

超オススメです^^

裸でも生きる
裸でも生きる 2
自分思考
輝ける場所を探して

 

世間はお盆休みでしょうか。
工藤のところは、仕事柄、そういうのはなくて、交代で夏休みを取る…という感じ。(たまたま、昨日今日は連休でしたが)
自分は9月に取ります。
ちょっとウロウロして来ようかと。笑

台風が来てます。
みなさま、くれぐれも気を付けてくださいね^^

 

 

 

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2019年7月11日 (木)

ウィークリーカリグラフィー 33

ゾロ目の33回目です。

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ソクラテスの言葉。

「ねたみとは、魂の腐敗である」

先に、アメブロの方にも書いたことなんですが、「嫉妬」とか「妬み」ときて、すぐに思い出すのが、哲学者 三木清氏の「嫉妬について」っていう小論。
これ、しっかり読んでおくようにと、随分前にとある方から云われ、すぐに本を買いに行って読んだものです。
哲学者だけあって、やっぱり難しい文章が並んでいます。
が、この「嫉妬について」だけは、ものすごくわかりやすいんです。

よかったら、読んでみてください^^

  ↓ ↓ ↓

 

その「嫉妬について」のなかに、こんな一文があります。

嫉妬は自分より高い地位にある者、自分よりも幸福な状態にある者に対して起る。だがその差異が絶対的でなく、自分も彼のようになり得ると考えられることが必要である。全く異質的でなく、共通なものがなければならぬ。しかも嫉妬は、嫉妬される者の位置に自分を高めようとすることなく、むしろ彼を自分の位置に低めようとするのが普通である。嫉妬がより高いものを目差しているように見えるのは表面上のことである。それは本質的には平均的なものに向かっているのである。この点、愛がその本性においてつねにより高いものに憧れるのと違っている。

もう一つ。

自信がないことから嫉妬が起るというのは正しい。尤も何等の自信もなければ嫉妬の起りようもないわけであるが。しかし嫉妬はその対象において自己が嫉妬している当の点を避けて他の点に触れるのがつねである。嫉妬は詐術的である。

「嫉妬」「妬み」のない人間ていてないとは思いますが、それが出る度合いっていうのは、千差万別なんだと思う。
ほとんど「何処吹く風」みたいに飄々としてはる人も居てますしね^^
そういう人を見るにつけ、すごいな〜って感心してしまいます。

「嫉妬」「妬み」を巡っては、自分も結構絡まれてきています。(笑)
きっとそれは、昔々の自分が成してきた「嫉妬」「妬み」が、形を変えて戻ってきたんでしょうね。
人間…人さまに成したことは、必ず返ってきますから。

そういう視点を持つことができたのは30代の頃。
これは、幸せやと思っています。
また、それを教えてくださった方にも感謝。

そうだ。
「感謝」といえば、先日、北海道の植松電機の植松努社長がブログに書かれていたことがあります。

  感謝の気持ちのない人たち。

リンク先に ↑ ↑ ↑ に飛びます。こちらも、よかったら読んでみてくださいね。

 

今日はカリグラフィーの出張レッスンで、伊丹の方へ行ってました。
往路・復路ともに雨に降られず、荷物の多い工藤は助かったのであります。^^
また後日にアップさせていただきますね。

で、今、大雨です・・・

早く梅雨明けしますように…

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2019年5月30日 (木)

「ジャパンあるてぃすと展」終了

今月の24日(金)から開催されていた、

「ジャパン あるてぃすと展」が、昨日、無事に終了の運びとなりました。

会場となった、八尾市恩智にある「茶吉庵」には、連日多くの方々が来場され、延べで300人を超えたとのこと。
工藤のカリグラフィーの生徒さんたちや、友人知己も行ってくれてまして。
感謝です♪

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今回の作品展、来場者に投票用紙が配られ、そこにお気に入りの作品を3点記載し投票。
ラストデーとなった昨日は、各協賛団体からの賞とともに、その集計&順位発表、そして表彰式がありました。

ちなみに、搬入で久しぶりにばったり会えた堀口真司くんは、4位入賞。
おめでとう♪(名前のところをタップ or クリックしたら、彼の作品が見れます^^)

併せて、facebookで友人にしていただいている書家の浅田信子(雅号は「麗光」)先生は、「八尾市長賞」を受賞されており、昨日、リアルで「初めまして」のご挨拶をさせていただきました。
滅多に顔出しすることのない工藤ですが、麗光先生と作品の前でツーショットさせていただきました^^♪
作品は ↓ です。

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「龍」って文字をよく書かれるんです。
それに、日々、あちこち飛び回っておられて、ものすごいバイタリティー溢れる方。
お会いできて嬉しかったです。

今回の展示会は、特に、「茶吉庵」オーナーの萩原浩司さん、そして濱谷宗慎さんには、最初から最後まで本当にお世話になりました。
あらためて、感謝申し上げます。ありがとうございました。

とにかくおもしろい展示でした。
若い作家さんたちを中心にしつつ、いろんなジャンルの作品たちが集結。
築250年という古い家屋に溢れるとてもいい「気」が、それぞれの作家さんたちが持ち寄った「気」と融合して溶け合って昇華したような…

「あるてぃすと展」は、昨日で終了となりましたが、この「茶吉庵」では、今後も興味深い企画や展示が続きます。
要チェックです♪

 

さて…
昨日は堀口くんと行動を共にしてたんですが、会場からしばらく山手の方へ上がっていくと恩智神社があります。
表彰式まで時間があったので、二人でそちらへ行ってきました。

↓ 茶吉庵のすぐ前にある鳥居。
もともと、この辺りまで、昔は海だったそうで、この鳥居は海用の様式なんだそうです。

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↓ 入り口

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↓ 写っているのは堀口くんです^^

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↓ こちらは裏側

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↓ 龍好きの工藤なのです。

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↓ 木漏れ日がきれいで…

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↓ 入り口へ向かって降りていく階段。
何気に、宮地嶽神社を思い出しました。

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昨日はともかく、爽やかな一日でしたよね。
工藤たちが通る道道には、チョウチョが舞ってたり。

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あ、工藤の作品については、また後日にアップさせていただきます。
また、チョウチョですが…笑

 

今月は今年一番の忙しさが続いた日々でした。
本も、10冊は完全無理やから、せめて7冊くらいは読みたいな〜と思ってましたが、全然・・・
終わってみたら、4冊が精一杯。
その分、来月はしっかり10冊読もうと思っています。

6月からは、地に足つけて作品作成に勤しんでいきたいです。

 

 

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2019年4月29日 (月)

ウィークリーカリグラフィー 25

通常ペースでいけば、年間で52回になる「週一ペース」
そう考えると、2年で約100回。
今回は、その4分の1まできたことになるんですね。

きっとどこかで変則になるかもしれませんが、無理をすることのないようにしつつ、まずは50回目を目指して、また訥々と書いていきたいと思ってます。

工藤の文字って、それほど大したことなくて、当人もそれをしっかり自覚してます。
が、それでも、どういうわけか、「工藤の文字が好き」と云ってくれる方々がたまにいます。
嬉しいことですよね^^
それを励みに、少しずつになりますが精進していきます。

 

さて、週一カリの25回目。

今回はガンジーの言葉。

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「合理主義者はあっぱれである。しかし、合理主義が全能を主張する時には、ぞっとする化け物になる」

20世紀は、所謂「急進主義的イデオロギー」が猛威を奮った時代でもありました。
特に、ボルシェビズムの偏狭さ・独善主義は歴史が証明しているところ。

ガンジーのこの言葉を、「そのアキレス腱をいち早く見抜いたもの」と言及した人がいます。

ガンジーの基底にあったものは、どこまでも「漸進主義」。

「善いことというものは、カタツムリの速度で進む」
「非暴力は成長の遅い植物である。しかし、その成長はほとんど目には見えないが、たしかである」
「私は、手に負えない楽観主義者である」

等々の言葉が、それを確かに裏付けているように思います。

物事が急進的に進む・進ませれる・進まされようとしている時、そこにあるのは、やっぱり「偏狭」であり「独善」であるんではないかな。
歴史は繰り返すという「愚」の無きことを祈りたくなる昨今です。

 

さて、読書の方ですが…
今月も10冊を目標にしてきました。
ペース的に9冊で終わりそうやった感なのですが、なんとかギリギリでクリアできそうです^^
おまけに、今月10冊(となる予定)の半分の5冊は、宮本輝先生の作品たちの再読 ♪
輝先生の作品、月に2〜3冊くらいは読めるものの、5冊はかなりかなりの久しぶりになります。
そういう意味では、4月は変則な「一ヶ月」やったかも…笑

ちなみに来月は、作品展への出展があるので、少しペースダウンすると思います。
7冊くらいかな。
ま、ぼちぼちいきます^^

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2019年4月 1日 (月)

ウィークリーカリグラフィー 21

昨日のブログ記事、3月のうちにアップしたつもりが、日付変わってしまって「今日」になってしまってました^^;
ほんの数分ですが…(ちょっと悔しい…笑)

いつも忙しい日々ですが、ここ2〜3日はさらに多忙でした。
そんな中、昨日はウィークリーカリの日でした。

21回目。

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Leonardo da Vinci の言葉です。

You can have neither a greater nor a lesser than that over yourself.

「自分自身を支配する力より、大きな支配力も小さな支配力も持ちえない」

岩波文庫に「レオナルド・ダ・ヴィンチの手記 上下」っていう本があります。
この文章は、その中にもおさめられています。

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「レオナルド・ダ・ヴィンチの手記 上」

「レオナルド・ダ・ヴィンチの手記 下」

いい本です。
買ったのは随分前で、多分…2001年頃。
今は第何刷になっているのか知りませんが、工藤のは、上巻が第52刷で、下巻が44刷。
とりあえず漢字は旧バージョンなので、それがちょっと読みにくいかもしれません。
でも、興味ある方は是非読んでいただければと思います。
自分もまた、久しぶりに年内に読んでみようかと思ってます^^

レオナルドのことも、話し出すときりがないのですが一点だけ。

彼の創作は、その執念とともに完成されたものがごくごく少数でしかないということ。
これはかなり興味深い。
「未完成であることの完成」といってもいいくらい。

おもしろいのは、そこに苦を置くことなく、次から次へと創作に勤しんでいく「移り気の妙」とでも云えそうな「創作の執念」
ルネサンスを代表する大芸術家の大いなる一面が、実は「未完成の完成」にあるということ。

ここから汲み取ることのできるものは、結構多いのではないかな〜って思います。

というわけで、新しい月が始まりました。
今月も、やっぱりハードな日々になりそうです。

滋賀では雪が降ったという寒気の中の桜の季節になってますが、温度調節をうまいことやりながら、桜花の舞を楽しんでくださいね♪

 

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2019年1月16日 (水)

ブレイクの『無垢の予兆』

先週の月曜に、ウィークリーカリで書いた、William Blake の『Auguries of Innocence』

FB友人のアメリカ人から、これって、全文は長いんだよと教えていただいて、検索してみました。

自分は何にも知らなくて、書いた4行だけが全体やと思ってたんですね^^;
無知って怖いな…

以下、ちょっと長いんですが、記録も込めて全体を。

AUGURIES OF INNOCENCE 
                    William Blake

To see a World in a Grain of Sand
And a Heaven in a Wild Flower,
Hold Infinity in the palm of your hand
And Eternity in an hour.

A Robin Red breast in a Cage
Puts all Heaven in a Rage.
A dove house fill’d with doves & Pigeons
Shudders Hell thro’ all its regions.

A dog starv’d at his Master’s Gate
Predicts the ruin of the State.
A Horse misus’d upon the Road
Calls to Heaven for Human blood.

Each outcry of the hunted Hare
A fibre from the Brain does tear.
A Skylark wounded in the wing,
A Cherubim does cease to sing.

The Game Cock clip’d & arm’d for fight
Does the Rising Sun affright.
Every Wolf’s & Lion’s howl
Raises from Hell a Human Soul.

The wild deer, wand’ring her & there,
Keeps the Human Soul from Care.
The Lamb misus’d breeds Public strife
And yet forgives the Butcher’s Knife.

The Bat that flits at close of Eve
Has left the Brain that won’t Believe.
The Owl that calls upon the Night
Speaks the Unbeliever’s fright.

He who shall hurt the little Wren
Shall never be belov’d by Men.
He who the Ox to wrath has mov’d
Shall never be by Woman lov’d.

The wanton Boy that kills the Fly
Shall feel the Spider’s enmity.
He who torments the Chafer’s sprite
Weaves a Bower in endless Night.

The Caterpillar on the Leaf
Repeats to thee thy Mother’s grief.
Kill not the Moth nor Butterfly,
For the Last Judgment draweth nigh.

He who shall train the Horse to War
Shall never pass the Polar Bar.
The Beggar’s Dog & Widow’s Cat,
Feed them & thou wilt grow fat.

The Gnat that sings his Summer’s song
Poison gets from Slander’s tongue.
The poison of the Snake & Newt
Is the sweat of Envy’s Foot.

The Poison of the Honey Bee
Is the Artist’s Jealousy.
The Prince’s Robes & Beggar’s Rags
Are Toadstools on the Miser’s Bags.

A truth that’s told with bad intent
Beats all the Lies you can invent.
It is right it should be so;
Man was made for Joy & Woe;

And when this we rightly know
Thro’ the World we safely go,
Joy & Woe are woven fine,
A Clothing for the Soul divine;

Under every grief & pine
Runs a joy with silken twine.
The Babe is more than swadling Bands;
Throughout all these Human Lands

Tools were made, & Born were hands,
Every Farmer Understands.
Every Tear from Every Eye
Becomes a Babe in Eternity;

This is caught by Females bright
And return’d to its own delight.
The Bleat, the Bark, Bellow & Roar
Are Waves that Beat on Heaven’s Shore.

The Babe that weeps the Rod beneath
Writes Revenge in realms of death.
The Beggar’s Rags, fluttering in Air,
Does to Rags the Heavens tear.

The Soldier, arm’d with Sword & Gun,
Palsied strikes the Summer’s Sun.
The poor Man’s Farthing is worth more
Than all the Gold on Afric’s Shore.

One Mite wrung from the Labrer’s hands
Shall buy & sell the Miser’s Lands:
Or, if protected from on high,
Does the whole Nation sell & buy.

He who mocks the Infant’s Faith
Shall be mock’d in Age & Death.
He who shall teach the Child to Doubt
The rotting Grave shall ne’er get out.

He who respects the Infant’s faith
Triumphs over Hell & Death.
The Child’s Toys & the Old Man’s Reasons
Are the Fruits of the Two seasons.

The Questioner, who sits so sly,
Shall never know how to Reply.
He who replies to words of Doubt
Doth put the Light of Knowledge out.

The Strongest Poison ever known
Came from Caesar’s Laurel Crown.
Nought can deform the Human Race
Like to the Armour’s iron brace.

When Gold & Gems adorn the Plow
To peaceful Arts shall Envy Bow.
A Riddle or the Cricket’s Cry
Is to Doubt a fit Reply.

The Emmet’s Inch & Eagle’s Mile
Make Lame Philosophy to smile.
He who Doubts from what he sees
Will ne’er Believe, do what you Please.

If the Sun & Moon should doubt,
They’d immediately Go out.
To be in a Passion you Good may do,
But no Good if a Passion is in you.

The Whore & Gambler, by the State
Licenc’d, build that Nation’s Fate.
The Harlot’s cry from Street to Street
Shall weave old England’s winding Sheet.

The Winners Shout, the Loser’s Curse,
Dance before dead England’s Hearse.
Every Night & every Morn
Some to Misery are Born.

Every Morn & every Night
Some are Born to sweet delight.
Some are Born to sweet delight,
Some are Born to Endless Night.

We are led to Believe a Lie
When we see not Thro’ the Eye
Which was Born in a Night to perish in a Night
When the Soul Slept in Beams of Light.

God Appears & God is Light
To those poor Souls who dwell in Night,
But does a Human Form Display
To those who Dwell in Realms of day.

訳文は著作権が絡んできますので、割愛させていただきます。
気になる方は、検索してみてくださいね^^

先日から、ひどい気管支炎を患ってしまい、仕方なく休養しています。一昨日は、まる一日動けませんでした。
仕事を病欠なんて長いことしてないんですが、過労もあるそうなので、もう2〜3日休まないとアカンそうで。^^;

ちょっとした冬休みをもらったとでも思っておきます。

無理は禁物です…(^_^;)

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2017年10月21日 (土)

雑感。。。(7)

今日…日付変わったので、昨日…は新月でしたね。
天秤座新月。

新月になると毎回、何か新しいことが始まることが多く。。。
今日もひとつ、新規にスタートすることがありました。
佳き始まりに感謝です^^

そんな今日は、朝から一日中大笑いをしていたように思います^^
何に付けても、人間が器用ではないし、すぐに騙されるし、いいように使われるし、適当にあしらわれるし…みたいな人なんですが、そういうことも笑って前に進めるようにはなってきつつあるかな。
少々のことでは凹まないようになってきました。
笑いっていうのは、もしかしたら万能薬なのかもしれないですね^^

午前中、f-Graceさんにてカリグラフィーの出張レッスン。
終えて帰ってくると、ネット注文してた、敬愛する芥川賞作家・宮本輝先生の新刊『いのちの姿 完全版』が届いていました。

午後は14時から18時くらいまで、大阪・梅田のリアルSNSクリエイティブラボ『Blue+(ブルータス)』で開催中の『♪切り絵の国からの贈り物♪』展に在廊することになっていたので、読みかけの、これも宮本輝先生の『錦繍』とともに持参。
途中、泣きながら(ほんとに泣いてしまうんです^_^;)『錦繍』を読み終え、『いのちの姿』を読んでいると、テルニスト(宮本輝先生の熱狂的ファン)で人生の先輩でもあるSさんが、作品たちを観にきてくださいました。

しかも…今日発刊なった『いのちの姿』を、「ユウスケは忙しいやろうから、買いに行く時間無いやろうと思って買ってきたで」って。

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こんな形で「本」を戴いたことはなく、ただただ嬉しい限り。
同じ本が手元に2冊あることになりましたが、それは同じであっても同じではない。
2重の思いで、心に刻む気持ちで読ませていただきたいなって思います。

Sさん、ありがとうございました。

今日のカリレッスンと在廊のことは、また後日にアメブロのほうでアップするかと思います。
いや…アップするかも知れません…?
ちょっと忙しすぎて…(^-^?)
どうなるのか。。。爆

台風の影響が大きいようです。
皆さま、くれぐれもお気を付け下さいね。

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