新宿御苑へ・・・その2
さて、新宿御苑の続きです。
↓ この大きな木の存在感。
大好きな芥川賞作家・宮本輝先生の長編『流転の海』シリーズで、主人公の松坂熊吾の名台詞の一つ「なにがどうなろと、たいしたことありゃあせん」を思い出させてくれました。
↓ この木は、来るたびに写メってます。
毎回、表情が全然違うんですよね。
↓ 旧御凉亭
少しずつ、佳境に近づいてきました。笑
「新宿御苑」で『言の葉の庭』に出てくる、たぶんファンにとっては「聖地」みたいに思われているところが、ここ「東屋」。
孝雄と雪野先生が出会ったところ。
そして、雪野先生が孝雄に…
「雷神(なるかみ)の 少し響(とよ)みて さし曇り 雨もふらぬか 君を留めむ」
っていう「万葉集」の一つを残して去っていくんです。
これには返歌があって…
「雷神(なるかみ)の 少し響(とよ)みて ふらずとも 吾は留らむ 妹し留めば」
孝雄くん、高校生なんですよ。
その彼に、上の和歌を残す雪野先生の心情は如何に???
一応、意味を記しておきます。
「雷が少し響いて、空が曇って、雨も降らないかな… あなたをここに留めたいから」
「雷が少し響いて、雨が降らなくとも、自分は留まろう。あなたが望むのならば」
『言の葉の庭』が「“愛”よりも昔、"孤悲"のものがたり」がサブテーマになってますので、そこに被っているところでもあります。
ちなみに ↑ の3枚は、過去写メです。
今回のは ↓
パソコンにいちゃんが、ずっと居座ってまして、結局遠目にしか写メれなかったんです。
観光客の皆々様も、結構迷惑そうな表情をされてたような「気」がします。(^^;;
「気」がする…と書いたのは、ほとんど(多分、9割以上)の観光客が外国人だったからで。
なんしか、外国人だらけでした。
日本人、ほぼ居てませんでしたよ。
こういうのは初でした。
それはそれとして、『言の葉の庭』の中では、真ん中にある灰皿スタンドは無いんですよね。
どうせなら、取り払ってしまった方がいいような気もしないでは無いんですが。
どうです? 工藤からもお願いしておきます。笑
↑ その「東屋」からすぐのところにある藤棚。
ここも聖地、ある意味 No.2 のところかもです。
↑ 藤棚の足元。
今回は、ドコモタワーばっかり写メっているような気がしないでもありません。笑
意識したわけでは無いんですが。
なんにしても、遠目ながら雪野先生にも会えたことやし、いいってことにしておきます。
もう、ここに来ることは、多分無いでしょうけど…
そういえば…
「万葉集」を読みかけてて、ラストの第4巻のほぼ終わりのところで止まってしまってたのを思い出しました。
この際なので、頑張って読んでしまおうと思います。
「新宿御苑」シリーズ? 笑
あと一回、お付き合いください^^
今日はこの辺で。
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