« アトリエ「風の家」でモダカリレッスン | トップページ | 大阪・福島区 明晃印刷さんへ »

2020年8月28日 (金)

ハーバーランド弾丸徘徊と『徒然草』第150段

先日の、神戸ハーバーランドエリアにある「アトリエ風の家」@柏木正代さんのカリグラフィーレッスン前のこと。

ハーバーランド内モザイク辺りくらいまで、ゆっくり写メ撮りしながら散策をしようと思って、いつもよりも余裕を持って家を出たものの、電車内で読書に夢中になってしまい乗り過ごし。。。よくやるんですが…^^;

結局、いつもとほとんど変わらんくらいの時間帯になってしまいました。
制限時間があるので、移動エリアも限られてて、代わり映えのしない写メになりますが、一応載せさせていただきます。(ま、本人が載せておきたいんです。笑)

2020082202

ハトさんが、仲良く水辺で涼んでました^^

2020082205

2020082204

この日の少し前が、エルビス・プレスリーの祥月命日。8月16日です。
なので、エルビスの銅像の台座前には、いくつかの花籠が。
湯川れい子さんのも。

この銅像。
アメリカのエルビス・プレスリー財団が公認している銅像3体のうちの一つという貴重なもの。
もともと、生誕50周年を記念して、ファンから寄付を募って建てたものなのです。
工藤もささやかながら寄付をさせていただきました。
そういうわけで、台座の裏側の寄付者名簿の銘板に、名前を載せていただいてます^^
(もう、何回も書いてますけど…^^;)

なので、ここに来るたびに、その日のエルビスを写メる、写メることができる幸せに感じ入ってます。

2020082206

ちょっとわかりにくいかもしれませんが、マスクしてはります^^

2020082207

いつも、ここでは同じ撮り方をしている成長のない工藤…

2020082210

旧神戸港信号所

詳しいことは知らないんです。
説明盤が設置されてはいますが、とりあえずこの日は、時間なかったのでスルー。

2020082212

2020082213

ともかく、暑い…
ここでもハトさん、涼んではりました^^

2020082215

山あり、海あり、神戸あり。

2020082219

高いところがダメなので、一人では決して乗りません。
でも、ブースの中から風景を写メるのは好きですよ^^

2020082220

神戸煉瓦倉庫
こっち側は、空き家。
できたときは、どんなお店が入ってたんやったっけ…

たまにですが、ここらでモデルさんの撮影とかしてはります^^
何年前やったか、それに遭遇したことがあります。

それと、あとでわかったことなんですが、ハトさんが飛んでるところが入ってました。
撮った時は、全くわかってなかったんです。
これは、ラッキーということにしておきます。

ここまで写メって、「風の家」入り。

その「風の家」でのカリレッスン終了後の歓談の際、話の流れの中で、『徒然草』第150段の話を出しました。
ご存知の方も、そこそこおられるのではないかな〜と思います。

〈原文〉
能をつかんとする人、「よくせざらんほどは、なまじひに人に知られじ。うちうちよく習ひ得てさし出でたらんこそ、いと心にくからめ」と常に言ふめれど、かく言ふ人、一芸も習ひ得ることなし。

いまだ堅固(けんご)かたほなるより、上手の中にまじりて、毀(そし)り笑はるるにも恥ぢず、つれなく過ぎて嗜む人、天性その骨(こつ)なけれども、道になづまず、みだりにせずして年を送れば、堪能(かんのう)の嗜まざるよりは、終(つい)に上手の位にいたり、徳たけ、人に許されて、双(ならび)なき名を得る事なり。
天下のものの上手といへども、始めは不堪(ふかん)の聞えもあり、無下の瑕瑾(かきん)もありき。されども、その人、道の掟正しく、これを重くして放埓(ほうらつ)せざれば、世の博士にて、万人(ばんにん)の師となる事、諸道かはるべからず。

〈現代語訳〉

芸能を身につけようとする人は、「うまくないうちは、なまじっか人に知られないようにしよう。内々でよく練習して上手くなってから人前に出たら、たいそう奥ゆかしいことだろう」といつも言うようだが、このように言う人は、一芸も身に付くことは無い。
いまだ全く不完全なころから、上手い人の中に交じって、けなされても笑われてもも恥ずかしいと思わずに、平然と押し通して稽古する人が、天性の才能は無くても、その道に停滞せず、いい加減にしないで年を送れば、才能があっても稽古をしない者よりは、最終的には名人の境地に到り、長所も伸び、人に認められて、ならびなき名を得る事である。
世に一流と言われる一芸の達人といっても、始めはヘタクソの評判もあり、ひどい欠点もあった。しかし、その人がその道の規則・規律を正しく、これを大切にしていい加減にしなければ、いつしか世間から認められる権威となって、万人の師となる事は、どんな道でも変わるはずはない。

 

この名文、初めて知ったのはいつの頃やったか…

芥川賞作家の宮本輝先生の長編に『約束の冬』上下があります。
その中の登場人物が、この吉田兼好の名文をそらんじるんですね。
確か、それが初見のはず。

こちらのブログでは、もう何回も書いてきたと思います。(エルビス蔵もしかり…(^^; )

折りあるごとに、この文章に出会う…
それって、「今」それが必要やからなんでしょうね。

輝先生といえば、文庫作品の全再読っていうのを一昨年からやってます。
今月は、5冊読めました^^
まだ少しかかりそうなので、多分、年は越してしまうと思いますが、来年の3月までには終わりそうです。
ちなみに、今月の読書は9冊となりそうです。

今日は一日中、部屋から一歩も出てません。

夕焼け、凄かったです。

2020082802

2020082803

明日から、炎天下の連勤です。
ガンバロ☆

 

| |

« アトリエ「風の家」でモダカリレッスン | トップページ | 大阪・福島区 明晃印刷さんへ »

日々のこと」カテゴリの記事

思うこと」カテゴリの記事

ことばのちから」カテゴリの記事

アート」カテゴリの記事

写真」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« アトリエ「風の家」でモダカリレッスン | トップページ | 大阪・福島区 明晃印刷さんへ »