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2020年6月 5日 (金)

紫陽花な日々

日一日と、雨の季節に近づいてきてますね。
どうか、豪雨とかで災害が起こらないようにと祈る日々です。
COVID19で参ってしまっとう状態で、地震も含めて(大きいのがきそうな気がしてはいますが…)自然災害はほんまに避けてほしいです。

さて。
通勤路の紫陽花も、毎日のように、あざやかにあでやかに咲いてきてます^^
Instagramとかブログでも、マイエリアの紫陽花の画像アップが増えてきてて、それも最近の楽しみに一つになってます。

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会社の御近所さんの紫陽花です。
ここの家、ユキヤナギ〜チューリップ〜モッコウバラ〜クレマチス〜紫陽花と、まあ、3月〜6月は、間髪入れずに花がキレイで^^
ほんと、毎年、待ち遠しいです。

 

いつもの如く、先にアメブロに書いたんですが…

「紫陽花」をテーマにした和歌って、どんなんがあるんやろ?って、ふと思ったので検索してみたんですが…

意外や意外。
結構少ないんですよ。
紫陽花って梅雨時のシンボルみたいなものですが、詠まれた和歌の少なさに逆に感心してしまいました。

検索してて『万葉集遊楽』っていうブログを見つけたんですが、ここのブログ主さんの文章と写真が、とても落ち着いてて居心地がいいんです。
よかったら、覗いてみて下さい^^
いや、是非、覗いてみてください♪

↑ にリンクしたところが「紫陽花」のページになります。
「万葉集」に限らず、いくつかの和歌も、丁寧な解説とともに。
きちんと積み上げられてきた「教養」っていう雰囲気が織り込まれてて、安心して読めます。

『万葉集〜』ってことなので、ここでは、その「万葉集」に載ってある二首だけ、紹介しておきますね。

そうなんです。
あの「万葉集」にして、紫陽花がテーマの和歌は二首しかないんですよ…( ̄▽ ̄;)

 

・言(こと)問はぬ 木すら紫陽花(あじさゐ)諸弟(もろえ)らが
    練(ねり)の村戸に あざむかえけり

大伴家持の作になります。
「もの云わぬ木でさえ、紫陽花のように移ろいやすいもの。
(言葉を操る)諸弟たちの言葉に、すっかり騙されてしまったことよ」

 

・紫陽花の 八重咲く如く弥(や)つ代にを
    いませわが背子 見つつ思(しの)はぬ

橘諸兄の作。
「紫陽花の花が八重に咲くように、いついつまでも栄えてくださいね。
あなたさまを、見仰ぎつつお慕い申し上げます」

 

この二首だけ。ほんとに意外でしょ^^;

でも、勉強になりました。
というところで、その「万葉集」の講談社文庫全4巻ていうのがあって第3巻まで読んだんですが、そのあとは放置してたのを昨日思い出しました。笑
最後の第4巻、今月中に読んでしまおうと思います。
足掛け何年???になるんかわかりませんが、あと1冊。

ちなみに…我が街・神戸の市の花は「紫陽花」なのです^^

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コメント

今あちこちで見られている
アジサイは西洋アジサイといって
品種改良されて
日本に輸入されたものなんです^^
 
日本に古来からあるアジサイは
今でいうガクアジサイの仲間で、
西洋アジサイほど
派手じゃなかったみたいです。
 
昔は今ほど
梅雨のシンボルじゃなかった
のかもしれないですねぇ

和歌ってそのへん正直に
日本人の季節感が表れていて、
面白いです^^

投稿: Leaf | 2020年6月11日 (木) 10時36分

Leafさま

コメント、ありがとうございます^^
それ、↑のとは別の万葉集サイトをチェックしてて発見しました。
「へ〜」としか云えなかったですね^^;

平安時代になってから、ポツポツと歌われ出したってことでしたので、Leafさんの云われるごとくなのかもしれませんね〜

投稿: mysticlaw(工藤祐輔) | 2020年6月11日 (木) 22時21分

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