ウィークリーカリグラフィー 44
ウィークリーカリグラフィー、今回は日曜ではなくて、月曜の昨日書かせていただきました。
めちゃくちゃ忙しくて、手が回らなかったというのが実情。
3連休で、日曜・月曜はほとんど部屋にこもってたんですけどね…
要領、悪いんです…これは宿痾なのか…(^_^;)
魯迅(Lu Xun)の有名な言葉です。
道とは何か。
それは、道のなかったところへ踏み作られたものだ。
荊棘ばかりのところへ、拓き作られたものだ。
昔から、道はあった。将来も、永久にあるだろう。
What a road ?
It is steps taken in a place where no road exists.
It is the cultivation of a thorny place.
From ancient times, roads have been made and will always be made.
随分前から「魯迅を読め!」と云われてきて、なかなか素直になれずに読むことがなかったのが、いつの頃かにふと書店で手に取って買ってきたのが、『阿Q正伝・狂人日記、他十二編』岩波文庫。
元々は、『吶喊(とっかん)』と銘打って出された短編集です。
時代背景を理解してないと、わかりにくいかもしれません。
当時は、儒教ベースの封建社会でしたからね…
自分の本棚には、これと併せて、『故事新編』と『魯迅評論集』があります。
今回は、『魯迅評論集』からの引用。
どれも、竹内好氏の訳なので、読みやすいです。
余談ながら、郭沫若の『歴史小品』も持ってます。
この「路とは何か?」のすぐ前には、こんな文章があります。少し長いですが。
自然が人間に賦与した不調和は、かなり多い。人間の方でも、萎縮し、堕落し、退歩したものが相当ある。しかし、生命は、そのために後もどりはしない。いかなる暗黒が思想の流れをせきとめようとも、いかなる罪悪が人道をけがそうとも、完全を求めてやまない人類の潜在力は、それらの障害物を踏みこえて前進せずにはいない。
生命は、死を恐れない。死の面前で、笑いながら、踊りながら、滅亡した人間を踏み越えて進んでいく。
この一文、「生命の道」と題されてます。
20行ほどの文章。
ここに詰まっているもの、かなり密度が濃いです。
さて、今月の読書。
10月が6冊としぼんでしまった分、11月は!と気合が入って、今のところ、8冊まで読めてます^^
月内、あと2冊は読みますよー☆
| 固定リンク | 0
「カリグラフィー」カテゴリの記事
- 久しぶりのカリ本話題(2024.10.13)
- ダンボール製傾斜台ミニサイズ(A4対応)+専用ボックス(2024.06.10)
- ダンボール製傾斜台レギュラーサイズ・・・その二(2024.06.08)
- 最も危険なのは、質より量へ逃避すること。(2024.04.04)
- パブロ・ネルーダ(2024.04.02)
「思うこと」カテゴリの記事
- 久しぶりのカリ本話題(2024.10.13)
- プチトラブル続き^^;の1週間とアート仲間とのランチ会(2024.09.24)
- もう9月です・・・(2024.09.04)
- おふさ観音(2024.08.13)
- sugar rabbit(2024.07.05)
「ことばのちから」カテゴリの記事
- 最も危険なのは、質より量へ逃避すること。(2024.04.04)
- パブロ・ネルーダ(2024.04.02)
- そして、シモーヌ・ヴェイユ(2023.12.17)
- 見納めスイレン+その他諸々(2023.09.27)
- 久しぶりに書いてみた^^(2023.05.20)
「アート」カテゴリの記事
- sugar rabbit(2024.07.05)
- anastasia(アナスタシア)で「三部作」完🎶(2024.04.25)
- 「la fluer bleue」(ラ・フルール・ブルー "青い花")(2024.04.21)
- pasión tranquila(=quiet passion=静かなる情熱)(2024.04.15)
- prazer (=喜び) 約束の1舞(2024.04.09)
コメント