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2019年10月23日 (水)

ウィークリーカリグラフィー 39

昨日は、18時間も寝てました^^;

今月に入ってから、会社の我楽多倉庫の片付けをしてます。
午後はほぼその作業なんですが、立ちっぱなしで動きっぱなし。
もちろん、一人。
その疲れが半端なかったのか、昨日はとうとう、目が覚めても動けなくて、諦めて爆睡することにしたんですが、まさか18時間も寝ることになるとは思ってもおりませんで…^^;

20代以来でしょうね〜

そういうわけで、アップするのが遅くなってしまいましたが、日曜に書いたものです。

20191020

屈原という、中国の詩人をご存知でしょうか。

戦国時代ということなので、二千数百年前の人。
楚の国の有能な政治家でもありました。

司馬遷の『史記』に、「博聞強記で、治乱の事蹟に通じ、文辞に習熟していた」とあります。

それはそれとして、戦国時代ですからね…
乱世です。食うか食われるかという緊張の続く世相で、それぞれの国がそれぞれの国の安泰のために、知略を働かせて生き延びようとしていた時代。
所謂、「合従連衡」はことの事蹟からできた言葉ではなかったかな?

楚の国の君主は懐王。
忠臣・屈原はある国との親交を進言したものの、懐王は別の国と接近。
そればかりではなくて、懐王は、阿諛諂佞の側近の讒言に乗せられてしまい、屈原を追放。

誠心愛国の士・屈原が、その思いを綴ったのが『離騒』という圧巻の詩です。

今回は、その中の一節から。

 

What my heart tells me is right ---
though I die nine deaths for it,
I will have no regret !

余が心の善しとする所、
九たび死すといえども、
猶、未だ悔いず。

 

こんな一節もあります。

心を屈して 志をおさえ 追放の咎めを忍んで 恥に耐えよう
清廉潔白を守り 正義に殉ずることこそ
古の聖人の深く教えたもうところなり

屈原は、その後、入水自殺を遂げます。

ちなみに、楚の国は、屈原の進言を容れなかったがために、結局のところ滅亡しています。

いつの時代も、おべっか使いを周りにチラつかせて、得意になる人間は、結句、滅んでいくってことですね。

 

 

 

 

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