「宮本輝 人間のあたたかさと、生きる勇気と。」 @姫路文学館
兵庫県姫路市にある「姫路文学館」
白鷺城を臨むこの「姫路文学館」にて、先月11月10日から、
「宮本輝 人間のあたたかさと、生きる勇気と。」
が開催されています。
出品数は、約250点。
直筆原稿をはじめ、愛用品、関連資料・パネルが並びます。
詳しくは、☆ ← こちらをクリックしてみてください。
実は、この初日の11月10日には、オープニングセレモニーがあり、宮本文学の熱烈なファン「テルニスト」を代表して、HN 「べーすまん」さんがスピーチをされています。
ユーモアを交えながらの語り。
その場で聴きたかったな…
宮本輝先生は兵庫県神戸市生まれ。
1977年(昭和52年)に、デビュー作『泥の河』で第13回太宰治賞を、翌1978年(昭和53年)には、『螢川』で第78回芥川賞を受賞。
名実ともに、日本を代表するストーリーテラーとして、人間を見つめ、人間を描き続けることで、読者に 「人間のあたたかさと、生きる勇気」を湧き立たせ続けておられます。
今年は特に、1981年から書き始められた 『流転の海』シリーズが完結した年にもなりました。
37年という歳月を通して書き綴られた全9巻からなるこの大作は、宮本輝先生ご自身によれば、「ここには、人生の全てが書かれている」とのこと。
ちなみに、以前、拙ブログでもアップさせていただきましたが、この『流転の海』シリーズ全9巻の豪華本セットが、現在、新潮社から発刊・販売されています。
限定300セット。増刷なし。
ただ…残部僅少となっているようです。お急ぎくださいね^^
さて、姫路文学館でのこの展示ですが…
会期 : 2018年11月10日(土)〜2019年1月27日(日)
開館時間 : 10:00〜17:00(入館は〜16:30)
休館日 : 毎週月曜日(*12月24日・1月14日は開館)、12月25日(火)〜1月5日(土)、1月15日(火)
観覧料 : 一般〜700円、大学・高校〜400円、中学・小学〜200円
・20名以上の団体は2割引き、 ・常設展示も観覧可
主催 : 姫路文学館 ← リンクしています。
☆ 本日12月8日(土)は、13:30〜15:40で、宮本輝先生原作の映画 『道頓堀川』の鑑賞会があります。 当日先着100名。
☆ 明年1月14日(月・祝)には、13:30〜15:30で、宮本輝先生のシルクロード紀行『ひとたびはポプラに伏す』の取材同行記者の北日本新聞社・大割範孝氏の講演会が。
こちらは、当日先着150名。
テルニストの間でよく語られることなのですが、宮本輝先生の作品は、1回ではなく、なんども読み返したくなる。再読したくなる。
苦しい時、辛い時、凹んだ時に、悲しみに沈んだ時に、その綴られた文章から「人間のあたたかさと、生きる勇気」を得ることができる。
宮本輝先生のお父様、お母様、そしてご本人がモデルとなっている『流転の海』に出てくる、松坂熊吾の名台詞があります。自分も大切にしている言葉です。
「何がどうなろうと、たいしたことはありゃあせん」
「自分の自尊心よりも、大切なものを持って生きにゃあいけん」
こんな時代だからこそ、ぜひ、一人でも多くの方々に観ていただきたいと思うのです。
* 掲載の写真の内、2枚目、3枚目、5枚目は、テルニストのHN 作雄さんの手になるもので、転載を快諾していただきました。
この場をお借りして感謝申し上げます。
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