くちなしの花とビリー・ホリデイ
この季節、甘い香りを発しながら大ぶりで真っ白な花を咲かせている「くちなし」
純白の、光を反射しない少し厚めの花びらが、いつもなんとはなく品格を醸し出しているようで好きなんですよね。
梅雨は嫌いではあるものの、この「くちなし」の花たちに会えるのが、毎年のこの時期の楽しみの一つになっています。
少し小ぶりの「こくちなし」と、それから「八重」咲きのものとかもあるそうで。
それに、聞くところによると、消炎とか解熱剤とかにも使われるそうですね。
知らなかった…(^_^;)
同じ花やのに、それぞれ違いがあって個性豊か^^
くちなしは「朽ち無し」とも云われてるんですが、とりあえず見た目には「朽ちて」いきます。
ちょうど、春先のハクモクレンみたいな感じでしょうか。
決して、綺麗なままではない。
それはそのまま「天人五衰」を思わせます。
それと…多分、どこかでも書いたことですが…「くちなし」といえば、自分にとっては「ビリー・ホリデイ」に繋がるんですね。
彼女は、人種差別がひどかった時代の女性ジャズヴォーカリスト御三家の一人に数えられてました。(あとの二人は、サラ・ヴォーンとエラ・フィッツジェラルド)
3人とも好きなんですが、自分にとっての一番はビリー^^
(ちなみに、サラ・ヴォーンの「ラヴァーズ・コンチェルト」は最高です)
これほど哀愁に満ちた歌声って、自分は耳にしたことありません。
人種差別だけではなくて、麻薬とアルコール依存とも、人生の最終章まで壮絶な格闘が続いたんですが、それは、どれだけ名声を得ても消えることのない人種差別の渦中から、決して出ることのできない心身の苦しみから逃れたいがためだったのかもなとも思います。
実際、彼女は、白人オーケストラと仕事をした最初の黒人女性でもあるんですが、にも関わらず、特にアメリカ南部では、ともに歌うことが許されず(ビリーの歌を白人女性シンガーが歌うんです、当人ではなく。お店に入れてもらえないんです)、ホテルの予約も食事も共にできなかった・・・
それほど、差別はひどかった。
日本の我々の想像の域を超えてます。
で、どうして、くちなしの花とビリーが繋がるかというと、果てのない人種差別に苦しむ彼女の思いの中にある「白人」への憧れが「純白のくちなし」の花に象徴されていて、だからこそ、ビリーは、そのくちなしの花を髪に付けて飾ったっていう謂れがあるんです。
文章がまとまらなくて、どう表現したらいいのかわかりませんけど、そういう諸々が基盤になって、あの「声」として表れたのかもしれないなって思ってます。
公民権法が成立したのは、彼女の死後。
ちょうどほぼひと月後が、ビリーの命日のはず。
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