空と風と星と独り言。。。
生身の人間なので…喜怒哀楽がある。
自分の場合は、「今は」めったなこったな「怒」ることはないけれど…(笑)
「心が折れる」って表現がありますよね。
そこまではいかずとも、何カ月にも亘って哀しいことが続くと、心が「折れそう」になるのは、自分が人間であることの証明かな。
20代の頃は、ものすごく冷たい人間やった。
現実にはないし、無かったけれど、極端なことを云えば…
目の前で誰かが倒れても、素通り出来てしまうような…そういう冷たさ。
そんなんやから、「その時」「その時」に大切にしておかないとアカン人たちに、冷たい態度で応じてたんやろなって思う。
だから今、同じ目に遭っている。
同じというか、それ以上?
人生の善き先輩たちによく云われた。
人間は、人さまにしたこと、してきたことが、全部自分に返ってくるでって。
人を馬鹿にすれば、自分がいずれ馬鹿にされる。
人を苛めれば、いつか自分が、自分の大切な存在が苛められることになる。
逆に…人さまのために動けば、何かの時に自分も誰かに助けられる。
仏典に「暗い夜道で、前を歩く人の足元を灯りで照らしてあげたら、自分の足元も明るくなる」ってのがある。
そういうことなのかもしれない。
ただし、自分の足元を照らすのが目的で、先を行く人の足元を照らして逆恩着せるのは、所詮功利やけどね。そんな人、結構多い。
そんな冷たい自分も、いつの頃からか、人が喜んでくれることを喜びにできるようになってきた。
元々、見返りを求めて何かをするってことが無かったからかもしれない。
とある先輩が、「人を馬鹿にするってことは、人間の中で一番したらアカンことの一つや」って教えてくれた。
尊敬する先輩やったので、心に刻んできた。
なかなか、実践に移すことはむつかしいけれど、少なくとも、自分より弱い立場の人に対しては、そうすることが無くなった。
敬愛する方が、三木清氏の小論「嫉妬について」を教えてくれた。
ヤキモチを妬くことが少なくなった。
自分は…人間が器用ではない。
なので、失敗も多い。
裏切られたり、陰口叩かれたり、意趣返しをされたりもする。
でも、それを恨んだりすることはなかった。
何でやろ?
何で、直接云うてこんねんやろ?
って、哀しい気持ちで疑問に持ったことはあったけど。
その分、周りから学ぼうっていう気持ちは強い。
(ま、気持ちは強くても、学ぶ「力」が弱いという悲しい現実はありますが…爆)
それは「意志の力」やって思っている。
これも何かの仏典(六波羅蜜経やったかな?)にあった言葉。
「心の師とはなるとも、心を師とせざれ」
「心」は変わりやすいからね…
その変わりやすい「心」がささくれ立った時に、よく読む詩集がある。
尹東柱 著 『空と風と星と詩』
作者のことは…ここでは書かないことにします。
興味のある方は、検索で調べてみてください^^
この詩集の冒頭にある『序詩』という題名の一詩が一番好きです。
『序詩』
死ぬ日まで天を仰ぎ
一点の恥じ入ることもないことを、
葉あいにおきる風にさえ
私は思い煩った。
星を歌う心で
すべての絶え入るものをいとおしまねば
そして私に与えられた道を
歩いていかねば。
今夜も星が 風にかすれて泣いている。
「一点の恥じ入ることもない」生き方なんて、そうそう出来るものではないけれど、その「思い」は忘れることのないようにしておきたいと思う。
尹東柱という哀惜の青年詩人が綴った言葉たちにあるのは、青空や太陽の明るさみたいなものではなく、そこにあるのは、星空であり、夜空であり、微かに流れる風であり、月と星たち。
だからこそ、余計に心に染み入るのかも。
毎日、日付が変わる前後が、いつも哀しい時間帯になる。
でも…それでひしゃげてないで、明日もやっぱり頑張ろうと思う。
陰に陽に応援してくださっている方々に感謝です。
| 固定リンク | 0
「ひとりごと」カテゴリの記事
- 月あかり(2024.12.11)
- 月あかり(2024.12.11)
- 落ち着かない日々です・・・(^^;;(2023.10.21)
- 4連休でした^^(2023.09.15)
- 梅雨の晴れ間とネコさんたちとその他もろもろ。。。笑(2023.06.08)
コメント
「青い屋根」に集う人々は
人の幸せを願うことが自分の幸せにつながると
感じられます。
そんな仲間に入れてもらえて、私はうれしいです。
祐輔さんもお仲間の一人ですよ。
またゆっくりお話できるといいですね。
投稿: 恵 | 2015年2月23日 (月) 18時00分
恵さん。。。
いつも、ありがとうございます^^
そうなんですよね。
「青い屋根」は、人生の十字路みたいで、そこに集う人たちのあたたかさは格別です。
また、行きますよ~^^
自分は、5月以降になりそうですけど(^^ゞ
再会の時は、よろしくお願いしま~す♪
投稿: mysticlaw(工藤祐輔) | 2015年2月23日 (月) 22時11分