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2014年1月20日 (月)

terunist 覚書。。。

2011年の9月30日に、twitter で、terunist でもある「てらけんさん」に見つけていただいてすぐに、手持ちの宮本輝先生文庫本を全て読破しようと決めてから、2年と4カ月ほど。

文庫最新刊の『三十光年の星たち』上下を、一昨日読み終えて、それが完結しました。

ほとんどが、2回以上の再読。
『錦繍』だけは、この期間で4回か5回読んでますが。

『錦繍』。。。
この本だけは、単行本と英訳本と文庫の3種類揃えています。
英訳本はまだ1回しか読めてませんが、単行・文庫で、もう30回近く読んでいるのではないかなぁ…
それだけ、この小説への自身の思い入れも大きく深いし、やっぱり一番好きなんですね。
もちろん、輝先生の書かれたものは、全部好きやから繰り返し読みたいって思えるのですが。

ちなみに、大切な友人でもある Ichiro さん は、たぶん40回以上読んではると思います、この『錦繍』 いや、もっとかな?^^;

それはそれとして、文庫本。
数えてませんが、冊数にしたら70冊くらい?

28か月で70冊は、ペース的には遅いな~と思ってしまいます。
別にスピードではないのですけどね^^;

とにかく、輝先生の小説の中には、珠玉の言葉たちが、これでもか、これでもかとあふれるように詰まっています。

詰まっているだけでなくて、笑わされるし、泣かされます。
困るのは、電車に乗ってて泣かされる時。
これがまたしょっちゅうあって・・・

最新で読んだ『三十光年の星たち』でも、何度も泣かされました。
読みながら涙が湧いてきます。
文章そのものに感動しての時もありますが、なぜか読んだ部分から心に入ってくる「何か」がある。それが、直に響いてくるっていうのか・・・

書きだすとキリが無いので、やめておきますが、宮本輝文学は、とにかく、すさまじいくらいに素晴らしいのです。

が、しばし、輝文学は横に置いて、半年ほど他を放浪しようと思います^^

とにかく、手持ち文庫の完読という機会のきっかけを作ってくださったてらけんさんに感謝です。

随分前に、何かの本の帯に書かれてあった輝先生の言葉。

人々にとって何等かの生きるよすがと成り得ない小説を、私は一作たりとも書きたくない。
私は複雑で高邁なものは信じないし、虚無に対してつねに反抗的である。
それぞれの場所で、傷ついたり挫折したりしながらも、なお闘おうとしている人々のために、わたしは小説を書いてきたし、またこれからもそうでありつづける。 

  宮本輝

Teru

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