活版EXPO1。。。パートⅡ
今月11日から始まった『活版EXPO1』も、昨日で終了。
この長丁場、この催しを支えてこられた全てのスタッフと関係者に、お疲れ様でしたとお伝えしたいと思います。
特に目に見えないところで、陰の立場で動いていた方々もおられたことでしょう。
自分も仕事の中で、どちらかと云えば裏方で動いているので、次元は違うものの、多少はそのご苦労がわかるつもりでいます。
そして、連日連夜にわたって『活版EXPO1』を実質取り仕切ってこられた、明晃印刷株式会社の高崎健治さん(専務取締役)。
そのバイタリティと前向きな姿勢はどこから生まれるの???と、何度も問いかけたくなるくらいの大活躍でした。
活用されているツイッターのフォロワーも、期間中に1000人を越えてましたし。
とにかく一度は…との思いで行ってきたのが、17日。
もう一度くらいは行っておきたいと思いつつ、なかなか時間が取れないでいたのですが、ちょうど1週間後の24日に訪れることができました。
ブリーゼブリーゼに入ったのが、18時ごろ。
会場に入ると、高崎さんが手金を使って、お客さんに活版の体験を教えておられるところでありました。
(写真撮ればよかった・・・^_^;)
展示を見ながら、その姿を観察させてもらっていたのですが、ツイッターからの想像とは違って、とても淡々とされており、しかも無駄なく動いている。
話すスピードも、決して慌ただしいものでもない。
結構男前さん^^
仕事ができる男。。。というよりかは、仕事をやりぬいてしまう男という感を、自分は受けました。
手が空いたようなので、近づこうと思ったものの、何故か気おくれしてしまったのは、自分がシャイなこともありますが、高崎さんの淡々とした姿の中から浮かんでくる、相当にシャキっとしたオーラのようなもの(気概といったらイイのかな)に、多少気おされてしまったからかもしれません。
とにかく、挨拶をさせていただき、少しばかりお話もさせていただきました。
連続17日間に及ぶ『活版EXPO』です。
明晃印刷の仕事もやりながら、ブリーゼブリーゼとの往復もこなしながらの日々です。
とにかく、お身体だけは大切にしてほしく、その旨を伝えさせていただいた次第です。
前回のものと重複するものもありますが、写真展示なりです^^
↑ カリグラフィーをする自分たちには「ウェディングボード」として知られているもの。
活版で印刷してあります。写真ではわかりにくいのですが、文字の凸凹がかなりイイ感じなのです^^
これぞ、活版印刷ってとこですね。
自分も負けてられん!って思いながら、見入っておりました。
↑ 所謂「クリカ」 ただの印刷と違うのは、手触りにあったかみがあること。
一時のものではなく、こういう人間味のある労作は、絶対に無くなってほしくないです。
↑、この活字を並べるための台も、実は段ボールです^^
須川さんが用意された段ボールも、ちょっと疲れてきてるのかなって感じですが、きっと最後の最後まで、高崎さん共々、なんとしても大成功におさめてやるぞ!との気概と気魄で、会期を全うしたものと思います。
ツイッターで、少し話しただけの当人・高崎さんとお会いできたこと。
そして、『活版EXPO1』に、2度も行けたこと。
活版印刷の人間味にふれることが出来たこと。
改めて、カリグラフィーにかける思いを固めることができたこと。
そして、新しい人との出会い。
やっぱり「生きる」ということは、すごいことなんやなと、改めて感じることができた『活版』との遭遇でありました。
そうそう、もう一つ感心したこと。
それは、ツイッターでもそうですが、高崎さんて、「しんどい」という言葉を吐かないのですよね。
常に前を見据え、足元を揺るがせにしない姿勢に、この人と一緒に仕事をする人は、ほんとに幸せやなと思ったものでありました。
お土産を購入しました^^
活字星です。 ↓
「ユウスケ」のイニシャルから「Y」を^^
いつも応援してくれる大切な友人にも、同じものを買わせていただきました。
『活版EXPO1』
大団円で終了しました。
でも、ここに携わった方々は、もう次へのスタートを切っていることと思います。
ポルトガルの詩人カモンイスの有名な詩の一節が思い浮かびます。
「ここに地終わり、海始まる」
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コメント
「ここに地終わり、海始まる」って言うたら宮本輝ですね。(読んだのかどうかも忘れましたが)
終わってほっとするより、前に歩んでいこうといういになった展示会とその作製でした。
関わることができてよかったなというのはつよく思いました。またこんな展示会に出会えるように精進します。
投稿: 須川です。 | 2011年3月 1日 (火) 10時58分
須川さん。。。
『ここに地終わり、海始まる』
イイ小説ですよ^^
自分は2回読みました。
よかったら、一読してみてください。
「活版EXPO1」は、須川さんから教えていただいてなければ、そのまま知らずに終わっていたにちがいない「事件」でしたよ。
感謝してます。
こつこつ頑張る須川さんを見習って、自分も地道に種々挑戦と精進の日々になりそうです^^
投稿: mysticlaw | 2011年3月 1日 (火) 20時29分