カッパープレート体修了作品。。。これは、4年前~☆
先日、嫌々ながら描いたゴシックの修了作品のことを綴りました。
とにかく、このカッパープレート体が描きたかったがために、イヤな気持ちを飲みこんで頑張ったというのは、事実であります(^^ゞ
でも、あんまり「嫌やった」って云うのも、ゴシック体に申し訳ないので、これ以上は云わないように気をつけます。今は、「嫌い」ではないのですから^^♪
カリグラフィーを始める前も始めてからも、とにかくこのカッパープレート体で描かれた作品群を見るにつけ、一日も早く、こんなん描きたいーーーって思ったものです。
そういう人は多いのではないでしょうか。
それが、いざ練習を始めてみると・・・思ったよりも遥かに難しい・・・
オブリークホルダーは、持ってはいたものの使ったことなく置いていただけやったし、家で文字を練習するなんて、当然やったこともない(習ってなかったので、当り前ではありますが、道具だけは揃えておきたくなるという性格です)
最初の授業では、力の入れ方やら諸々のことども全てが、新鮮であるっていう以上に、ただドギマギしながらやっていたというのが本当です。
でもそれも、今では懐かしい思い出ですが(^_^;)
カッパーについては、テキストの枚数が多かったこともあり、スクールへも半年くらい詰めて行ってました。
で、迎えた修了作品作成の時☆
描きたいものは、予め決めてありました。
Let freedom ring from the prodigious hilltops of New Hampshire.
Let freedom ring from the mighty mountains of New York.
Let freedom ring from the heightening Alleghenies of Pennsylvania !
Let freedom ring from the snow-capped Rockies of Colorado !
Let freedom ring from the curvaceous slopes of California !
But not only that. Let freedom ring from Stone Mountain of Georgia !
Let freedom ring from Lookout Mountain of Tennessee !
Let freedom ring from every hill and molehill of Mississippi !
From every mountainside, let freedom ring.When we allow freedom to ring, when we let it ring from every village and every hamlet, from every state and every city, we will be able to speed up that day when all of God's children, black men and white men, Jews and Gentiles, Protestants and Catholics, will be able to join hands and sing in the words of the old Negro spiritual, "Free at last! Free at last! Thank God Almighty, w are free at last!"
自由の鐘を鳴り響かせよ、ニューハンプシャーの巨大な山の頂から。
自由の鐘を鳴り響かせよ、ニューヨークの壮大な山々から。
自由の鐘を鳴り響かせよ、ペンシルバニアの高くそびえるアリゲーニーの山脈から!
自由の鐘を鳴り響かせよ、コロラドの雪をいただくロッキーの山脈から!
自由の鐘を鳴り響かせよ、カリフォルニアの美しい曲線を誇る山の斜面から!
いや、それだけではありません。ジョージアのストーン山からも、鳴り響かせよ、自由の鐘を!
自由の鐘を鳴り響かせよ、テネシーのルックアウト山から!
自由の鐘を鳴り響かせよ、ミシシッピーのすべての丘、小さなモグラ塚からも!
すべての山脈から、自由の鐘を打ち鳴らすならば、すべての村やすべての集落から、すべての州やすべての都市から、自由の鐘を鳴り響かせておくならば、神の子すべてが、黒人も白人も、ユダヤ人も非ユダヤ人も、プロテスタントもカトリックも、手を取り合って、昔からあるあの黒人霊歌の歌詞を口ずさむことのできる日の到来を早めることができるでありましょう。「とうとう自由になった! とうとう自由になった! ありがたや全能の神よ、われわれはついに自由の身になったのだ!」と。
そうです^^
キング牧師の、あの有名な「I have a dream.」スピーチの最後の部分です。
どうしても、これを描きたかった。
文字数がかなり多かったので、レイアウトにはかなり悩みましたね~
でも、担当のH田先生のアドバイスで、前段と後段の色もわけて、しかも後段は斜めに入れることに。ラストへいくにつれて、文字の大きさを変えていくっていうのは、練習しながら思いついたものです^^
かなり気合も入った修了作品です。
おまけに、ガッシュで描いたのも、これが初です☆
今から見れば、文字の傾斜の揃って無さに恥じ入るばかりですが、それは今も治ってません・・・
そうそう^^ これの出典も、イタリック体の修了作品と同じく、「感動する英語! 」であります。
練習する際も、清書の時も、キング牧師のこのスピーチを聴きながらペンを取り、キング牧師関連の本も3冊ほど読みました。
本来、そうやって作品を仕上げていくのが当たり前なのかもしれません。
カリの世界の同志でもある友人が、今そうやって、作品に取り組んでいます。
カッパー・・・
傾斜が揃うよう、これからも時間を見つけて、しっかり練習していきます^^
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コメント
綺麗なカッパーですね
同じく、私もこれがやりたかったので、ゴシック体が苦痛でした(笑)
しかもカリグラフィーはカッパーを習ったら辞めようと思っていたから、流れで次に習ったルタンダ体も苦痛だったんです^^;)
でも何故か、下手な作品なりに、ゴシック体とルタンダ体の終了作品のほうが思い入れがあったりして(笑)
ども書体も奥が深いですよね^^
「I have a dream.」
白黒の画像とキング牧師の発した声が頭の中をグルグル巡りました。
その時代の壮絶な差別に立ち向かうキング牧師のスピーチ、久しぶりに思い出しました~
投稿: まさっぺ | 2010年3月27日 (土) 12時07分
まさっぺさん。。。
カッパーは、遠目に見ればキレイに見えると思います^_^;
でも、自分のは、よ~く見ると・・・(-。-;)
まさっぺさんは、3書体でやめようと思ってはったのですね。
自分は、一体どれだけ書体があるのやろ???って思いつつやってました。
それでも、まだ修了したのは8書体…やったかな?
きなこさんなんて、自分には遠い世界です。
なので、自分は楽しくやります^^
書体の数もさることながら、
ひとつの書体にも、いろんなバリエーションがあって、ほんと奥行きがどこまで~???って思います。
ルタンダの修了作品、自分はダメですね~
2~3日中には載せれると思いますが、ちょっと…見てられません…が、晒します(^_^;)
キング牧師のスピーチCD、この作品を描く時に、3冊の本とは別に、2枚買ってきて聴いてました。
昨日も、同じく聴きながら、この日記書いてました。
いろんな思いが駆け巡ります。
「勇気」なんですよね、ベースは☆
投稿: mysticlaw | 2010年3月27日 (土) 19時02分