« 恒例の頭打ち。。。 | トップページ | ことばのちから。。。(2) »

2009年12月 9日 (水)

日々に疎し。。。

やらなくなると、つい遠ざかってしまうもの。
連絡取らなくなると、忘れてしまうひと。
逃げ続けてると、やりたくなくなってしまうこと。

生きていれば、いろんなことがある。《←これは mysticlaw の口癖であります (^-^; 》

こんな意味の言葉がありました。

「楽しく」っていうことが、人生のポイント。
何にでも、苦労や困難はつきもので、それを嘆くのでじゃなく、楽しみながら挑戦していく。
そこに、幸せの道を開く要諦がある。
義務感だけじゃ、力は出ない。
挑戦に喜びを見いだして、楽しんで頑張ってる人には、誰もかなわない。
 (以上、趣意)

「楽しく」っていうことは、ただ「おもしろおかしく愉快に」ってことだけではないのですよね。
頭でわかってても、人間、つい、楽なほうへ行こうとしてしまう。

「楽」≠「楽しいこと」

ここで、ズレてしまう。自分に言い訳して、目を逸らしてしまう。
挑戦するってことは、自分を訓練すること、鍛えること。
いろんな場面で、自身を鍛錬する場面があるにもかかわらず、気が付けば、そこから逸れていってる自分があります。

逃げても逃げても、追いかけてくるのに。


どこまでも、追いかけてくる…といえば、宮本輝さんの「泥の河」を思い出します。

主人公の信雄が、友達になったきっちゃんと二人で、安治川に見つけたお化け鯉。
小説の最後で、きっちゃんが住んでた小さな船が、ポンポン船に引かれて、どこかへ連れて行かれるとき、その船のあとを追かけるようについていくお化け鯉。

宮本輝さんは、逃げても逃げても、どこまでもついてくる「お化け鯉」を、「人間の宿業」として表現してはります。

どんな人間にも、お化け鯉は付いているのでしょう。
でも、それは、それぞれの人間自身の命の底からの目覚めがあれば、きっとスパッと切れてしまうのだと思います。

ただ、その前に、「お化け鯉」が「自分の宿業」であると理解することが前提で、それは「しんどい」作業です。


日々に疎し・・・

逃げてるうちに、「お化け鯉」は、どんどん見えなくなっていきます。
でも、それは、消えて無くなったわけではないのですよね。

| |

« 恒例の頭打ち。。。 | トップページ | ことばのちから。。。(2) »

思うこと」カテゴリの記事

ことばのちから」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 日々に疎し。。。:

« 恒例の頭打ち。。。 | トップページ | ことばのちから。。。(2) »